ネロ(クラディウス=カエサル=) Nero ( Claudius Caeser )(ラテン語)

 …「強くて活発」(「足の不自由な者」「象」)。

  cf. 姓のネロは、「強い、活発な」を意味するサビニ語に由来する家名。ドミティウス

  =エノバブルスが4代皇帝クラディウスの養子となり、ネロ=クラウディウス Nero

   Claudius と改名した。ネロは、名門クラウディウス一門の男たちには一般的な名前

  や家名

   クラディウスの語源はラテン語の claudus 「足の不自由な者」で、あだ名が氏族名

  になったとされる。ティムールのあだ名タメルラン(ティムール・ラング Timur-i lang

  「びっこのティムール」がなまったもの)と同様か?

   カエサルの語源は、ポエニ戦争でユリウス一門の一人がカルタゴ相手に善戦し、そ

  の戦功からカルタゴの言葉で象を意味する「カエサル」とあだ名され、それが家名に

  なったとされる。英単語のシーザー。ドイツ語のカイゼル、カイザー。ロシア語のツァーリ。

  フランス語のセザール。